7月の物語+勇者たちの休息

2022年9月17日・20日・23日・27日・30日

『7月の物語』
[2018/フランス/71分]
出演:ミレナ・クセルゴ/リュシー・グランスタン/ハンネ・マティセン・ハガ/アンドレア・ロマノ

パリと郊外。5人の若い女と5人の若い男。二つの物語。ある夏の一日。

第一部「日曜日の友だち」
7月の晴れた日曜日、会社の同僚ミレナとリュシーは、女2人でパリ郊外セルジー=ポントワーズのレジャーセンターへ遊びにいく。そこで偶然、ジャンという青年と出会い、芽生え始めた2人の友情に亀裂が入る。

第二部「ハンネと革命記念日」
7月14日、革命記念日で盛り上がるパリ。国際大学都市に住む女子留学生のハンネは、明日の帰国を前に、パリ最後の夜を楽しもうとするが……。

ギヨーム・ブラック監督が、フランス国立高等演劇学校の学生たちと作り上げた二つのパートからなる作品。ヴァカンスシーズンのはじまりに浮きたつ若い男女のささやかな戯れを、2016年7月の現実のパリとその郊外に描き出した。
撮影期間はそれぞれ5日間、そして3人の技術スタッフと少ない機材で行った。こうした制約をあえて自らに課すことで、ギヨーム・ブラックは映画にに自由な息吹を取り戻し、私たち世界を映し出している。


『勇者たちの休息』
[2016/フランス/38分]

スイスとフランスに跨るレマン湖畔からアルプス山脈を抜け、地中海のニースに至る自転車観光ルート「大アルプス・ルート」。約720キロからなるそのルートを縦断しようと毎年6月末、約60人もの自転車愛好家たちが集まってくる。
ギヨーム・ブラックは、すでに仕事をリタイアした自転車愛好家たちにカメラを向ける。なぜ寒さや疲れと闘い走ろうとするのか? 家に戻ってから何ができるのか? どうやったら孤独や退屈を逃れられるのか? ギヨーム・ブラックのやさしい眼差しのなかで、彼らは心情を打ち明ける。その告白をとおして、仕事と世界との私たちの関係が見えてくる。

【特別料金】
一般:1,500円 / シニア・会員・ペア50割:1,100円
その他:通常料金

【リピーター特典】ギヨーム・ブラック監督作品
・2作ご鑑賞→『みんなのヴァカンス』B3ポスタープレゼント
・全4作ご鑑賞→『女っ気なし』B3ポスタープレゼント

上映期間 2022年9月17日・20日・23日・27日・30日
上映時間 1時間50分
監督 ギヨーム・ブラック