わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏

2024年3月9日~3月15日

20 世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016 年に世界文化遺産に登録された上野の国立西洋美術館。
その知られざる舞台裏を描いたドキュメンタリー映画が誕生!


1959 年、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、モネの「睡蓮」をはじめルノワール、ピカソ、ゴッホなどの名画からロダンの「考える人」「カレーの市民」などの彫刻、版画、素描などおよそ 6,000 点の作品を所蔵する国立西洋美術館。東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、国内のみならず海外からも多くの来館者を集める日本有数の美術館として知られている。

2020 年 10 月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、1 年半の長期間にわたって密着。所蔵品の保存修復作業、コレクションの調査研究や海外・地方美術館への巡回展、特別展の企画開催など、「美」を守り伝えることに奔走し、尽力する人々の情熱と多岐にわたる活動を追う。絢爛たる傑作の数々が目を楽しませる一方で、関係者へのインタビューからは、日本の文化行政が抱える難問、美術館の目前に迫る“危機的状況”が浮かび上がり……。

監督は、2015 年に開催され大きな話題を呼んだ永青文庫「春画展」の内幕を描いた『春画と日本人』の大墻敦。刺激に満ち、アートの見方を変える、必見のドキュメンタリー映画が誕生した。

上映期間 2024年3月9日~3月15日
上映時間 1時間45分
監督 大墻 敦
制作国 日本
制作年 2023
公式サイト https://www.seibi-movie.com/