ジョン・カサヴェテス レトロスペクティブ リプリーズ

2024年3月2日~3月15日

現代映画に多大なる影響を与え続ける孤高の映画作家、ジョン・カサヴェテス。
愛を、喪失を、人生を細やかに捉え、観る者の感情を揺さぶる至高の6作品。

今回のレトロスペクティヴは、1989年に59歳で逝去したカサヴェテスが世に残した監督作品11本の中から代表作6本を一挙に上映。

普遍的な「愛」をテーマに、人間の内面に潜む「孤独」や「狂気」をすくいあげ、人間の真の姿を追求し続けたカサヴェテス。実験的な演出によって生み出される俳優たちのありのままの姿は、台詞に出さずともその心の痛みが聞こえるほどに生々しく、観る者の感情を大きく揺さぶる。「他の人がおかしいと思うような人に心を寄せていた」と生前語った通り、カサヴェテスの作品に通じるのは、社会のはみ出し者のような不器用な人々を、あたたかく、そして深く見つめる眼差しだ。孤高の映画作家のスピリットは、今なお鮮烈な衝撃をもって受け入れられるだろう。


―― 上映作品 ——

◆『アメリカの影』
1959年/アメリカ/1時間22分/モノクロ

◆『フェイシズ』
1968年/アメリカ/2時間10分/モノクロ

◆『こわれゆく女』
1974年/アメリカ/2時間27分/カラー

◆『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』
1976年/アメリカ/2時間15分/カラー

◆『オープニング・ナイト』
1977年/アメリカ/2時間24分/カラー

◆『ラヴ・ストリームス』
1984年/アメリカ/2時間21分/カラー


※日替わり上映





上映期間 2024年3月2日~3月15日
監督 ジョン・カサヴェテス
制作国 アメリカ
制作年 1959~1984
公式サイト https://www.zaziefilms.com/cassavetes2023/