WILL
2024年4月20日~4月26日
俳優・東出昌大は猟銃を持ち、山へ向かった。
水道もガスもない状態での暮らし。
狩猟で獲た鹿やイノシシを食べ、
地元の人々と触れ合う日々は、彼に何をもたらしたのか――。
なぜ俳優である東出昌大が狩猟をしているのか。
彼が狩猟をして生命を頂き、生きながらえる生命とは何なのか――。
本作は、根底にある気持ちの混沌、矛盾、葛藤を抱える東出昌大という一人の人間と、MOROHAが発する渾身の言葉とすさまじい熱量が重なり合い、東出自身が問い続けている日々を生々しくスクリーンに映し出していく。
本作の監督を務めた映像作家・エリザベス宮地は、MOROHA「バラ色の日々」「五文銭」「エリザベス」など数々のMVを手掛け、2017年にはMOROHAのドキュメント映画『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』を公開。
本作は、事務所退所前より宮地監督から東出サイドへオファーをするが、途中頓挫するも、再度東出からの連絡で企画が動き出し、完成・公開の運びとなる。
また自身も出演し、音楽を担当するのは、今年結成15周年を迎える2人組バンド・MOROHA。
彼らのアコースティックギター一本での切ないメロディは、夢や挫折、恋愛や失恋など実体験を詰め込んだリリックという“魂の叫び”で、聴く者の心に深く刻み付ける。MOROHA・アフロと東出は長年の友人であり、本作では東出自身の心情とMOROHAの歌が熱く交錯していく。
そして2023年、映画『Winny』、『福田村事件』等センセーショナルな作品の出演が続き話題を集め、今、日本映画界に欠かせない存在の俳優・東出昌大。居場所を失い、彼は何を思い感じ、山へ向かったのか――、その答えが本作には遺されている。
狩猟とは――命とは――人間とは――。
MOROHAの作り出す壮絶な音楽と共に、残酷すぎる世界で生きる意志(WILL)を呼び起こす、魂の140分。
上映期間 | 2024年4月20日~4月26日 |
---|---|
上映時間 | 2時間20分 |
監督 | エリザベス宮地 |
出演 | 東出昌大/服部文祥/阿部達也/⽯川⻯一/GOMA/コムアイ/森達也 他 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 2024 |
公式サイト | https://will-film.com/ |