石岡タロー

昭和時代、茨城県石岡市で17年間も駅に通い続けた保護犬「タロー」の実話をベースにした感動の物語。

タローを演じた三頭のうち二頭が保護犬で、実際の保護犬が演じるひたむきな行動が、愛犬家はもちろん小さいお子様のいるご家族全員の心を温かくし、駅に通い続けた保護犬タローの一途な姿が一番の見どころ。
実際のタローと同じ犬種（ビーグル・ミックス）に監督がこだわり、保護犬活動も行っているドッグトレーナーが半年以上かけて探し出した。
最初は人に怯えて決して目を合わせなかった保護犬は、長期間の撮影で徐々に打ち解けていき、無事に里親も決まって最高のクランクアップとなった。

その他、ひたちなか海浜鉄道の全面協力と実際の車両、CG、当時の映像を使った廃線前の鹿島鉄道の再現や、25台以上の旧車を使った昭和の国道の再現、実際の通りを使った昭和の街並みの再現、廃校を使った昭和の小学校シーンなど、インディーズ映画とは思えない規模の映像に溢れている。