美と殺戮のすべて
2024年6月15日~6月21日
写真家ナン・ゴールディン、彼女はなぜ戦わなければならなかったのか
未来を生きるために、今我々が知るべき彼女の人生がここに記されている
1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーン……当時過激とも言われた題材を撮影、その才能を高く評価され一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。
2023年には、イギリスの現代美術雑誌 ArtReview が発表するアート界で最も影響力のある人物の1位に選出されるなど今日に至るまで世界にインパクトを与え続けている。
2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。
自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。
目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら……。
「オキシコンチン」それは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で 50 万人以上が死亡する原因になったとされる<合法的な麻薬>だ。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に一人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりが今明かされる。
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上映期間 | 2024年6月15日~6月21日 |
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上映時間 | 2時間1分 |
年齢制限 | R15+ |
監督 | ローラ・ポイトラス |
出演 | ナン・ゴールディン |
制作国 | アメリカ |
制作年 | 2022 |
公式サイト | https://klockworx-v.com/atbatb/ |