鹿の国
2025年2月8日~2月14日

なぜこの土地に、これほど心が騒ぐのか?
日本列島のヘソ、諏訪盆地に位置する日本最古の神社の一つ、諏訪大社。年間200回をその超える祭礼は謎に満ちている。重要神事で降ろされる古い神・ミシャグジ。そして神事に欠かせないとされた鹿の生贄……。ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた監督・弘理子(ひろ・りこ)は、四季の祭礼を追ううち、そこにあるいのちの循環への原初の祈りに気づく。そして、長らく畏怖と謎に包まれてきた中世の「御室神事(みむろしんじ)」の芸能再現に挑む。厳冬の3カ月間、神域の穴倉に籠められた生き神・少年大祝(おおほうり)の前で繰り広げられた芸能とは?そして春4月、化粧を施されて出現する大祝に捧げられた75頭の鹿の首の意味とは?冬から春へ、死から再生へ。美しい四季とともに3年をかけて描き出された、現代社会を生きる私たちが忘れかけていた原初の祈りの姿。
半世紀前から諏訪に関わり、数々の映像民俗学作品を手がけてきた北村皆雄がプロデューサーを務める。語りは、声優の能登麻美子といとうせいこう。音楽を、国内外のアーティストから高く評価されている音楽家の原摩利彦が担う。
2025年正月、命めぶくロードショー
1月2日(木)より ポレポレ東中野
1月3日(金)より 岡谷スカラ座
ほか順次公開
※映画『鹿の国』はアプリUDCast方式による、バリアフリー日本語音声ガイド、バリアフリー日本語字幕表示に対応しています。
©️2025 Visual Folklore Inc.
上映期間 | 2025年2月8日~2月14日 |
---|---|
上映時間 | 1時間38分 |
監督 | 弘理子 |
出演 | 中西レモン/吉松章/諏訪の衆 |
制作国 | 日本 |
制作年 | 2025 |
公式サイト | https://shikanokuni.vfo.co.jp |