能登デモクラシー

光の当たらないところに光を当てる

人口7000人未満、過疎が進む石川県穴水町。元教師・滝井元之さんは、2020年から手書きの新聞「紡ぐ」で町の未来に疑問を投げかけてきた。利益誘導型の政策、機能不全気味の議会、声をあげづらい空気。2024年元日に能登半島地震が発生し、町はさらなる局面に立たされる。石川テレビのクルーは市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度蔓延る役場と町議会の関係の歪さを浮き彫りにしていく。終盤には、まことしやかに囁かれる穴水町最大の“タブー”に斬り込んでいく。『はりぼて』『裸のムラ』で話題を呼んだ五百旗頭幸男監督が投げかけた、言葉に込めた思いとは。

この町で、この国で、果たして民主主義は生き残れるのか。
一縷の望みに賭ける穴水からのラブレター！

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