天井棧敷の人々
2021年4月17日~4月23日
フランス映画の古典として知られる傑作群像劇。19世紀半ばのパリを舞台に、女芸人ガランスをめぐってさまざまな男たちが織りなす人間模様を、第1部「犯罪大通り」、第2部「白い男」の2部構成で描く。1840年代、劇場が立ち並ぶパリの犯罪大通り。パントマイム師のバチストは、女芸人ガランスを偶然助け、彼女に恋心を抱く。ガランスは俳優ルメートルや犯罪詩人ラスネールにも思いを寄せられていたが、誰のものにもならない。そこへ、同じくガランスにひかれる富豪のモントレー伯爵が現れる(第1部)。数年後、座長の娘ナタリーとの間に一児をもうけたバチストは、フュナンビュル座の看板俳優として舞台に立っていた。そんなバチストを毎夜お忍びで見に来る女性がいたが、彼女こそ伯爵と一緒になったガランスだった。ガランスが訪れていることを聞いたバチストは、ある時、居ても立っても居られずに舞台を抜け出すが……(第2部)。第2次世界大戦の最中、ナチスドイツ占領下のフランスで撮影だけで約2年の歳月をかけて製作された。監督と脚本は、ベネチア国際映画祭の監督賞を受賞した「霧の波止場」などを送り出してきたマルセル・カルネとジャック・プレベールの名コンビ。出演はジャン・ルイ、アルレッティ、マリア・カザレス。解放後間もないフランスで公開されて大ヒットを記録したほか、ベネチア国際映画祭特別賞などを受賞。日本では1952年に初公開。2020年10月、製作75周年を記念して「4K修復版」でリバイバル公開。
上映期間 | 2021年4月17日~4月23日 |
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上映時間 | 3時間10分 |
監督 | マルセル・カルネ |
出演 | アルレッティ/ジャン=ルイ・バロー/マリア・カザレス |
制作国 | フランス |
公式サイト | http://www.zaziefilms.com/tenjou/ |