アオサギとツル/話の話

2021年12月11日~12月17日

<2本立て上映>

①「アオサギとツル」
「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターたちから尊敬を集めるロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督が、前作「キツネとウサギ」に続いてウラジーミル・ダーリ原案のロシア民話を基に描いた短編アニメ。脚本に「チェブラーシカ」で広く知られるロマン・カチャーノフ。互いに惹かれ合っているアオサギとツルが、結婚の申し込みをしあいながらもすれ違い、意地を張り合う姿を描いた。日本の浮世絵や水墨画を参考に、複数の背景を重ねる手法で制作された幻想的な世界が繰り広げられる。2016年12月、ノルシュテイン監督の生誕75周年を記念して代表作6作品を集めた「アニメーションの神様、その美しき世界」にて、高画質・高音質でよみがえらせたデジタルリマスター版を上映。

②「話の話」
監督が、自身の記憶を色濃く反映させながらつづった映像叙事詩。トルコの詩人ナジム・ヒクメットの同名の詩をモチーフに、ロシア子守唄に出てくる狼の子が狂言回しとして登場。幼少時の戦争体験などノルシュテイン監督自身の様々な記憶を散りばめながら、モーツァルトとバッハの旋律に乗せて、時にユーモラスに、時に悪夢的に描き出す。その完成度と芸術性の高さから世界各地の映画祭で絶賛され、ノルシュテイン監督を代表する一作となった。

<料金>
大人    700円
高校生以下 500円

上映期間 2021年12月11日~12月17日
上映時間 ①10分 ②29分
監督 ユーリー・ノルシュテイン
制作国 ソ連(①1974年 ②1979年)
公式サイト http://www.imagica-bs.com/norshteyn/