クラム

2022年4月2日~4月8日

60年代カウンター・カルチャー運動の寵児、アンダーグラウンド漫画家ロバート・クラムの人間像と、その奇妙な家族に焦点を絞り、芸術と芸術家の人生、芸術と狂気との関わりに迫るドキュメンタリー。構成の中心は、クラムとその二人の兄弟へのインタビュー。監督のテリー・ズウィゴフはこれまでにジャズ・ミュージシャン、ハワード・アームストロングのドキュメンタリー『Louie Bleuie』(87)などを発表しており、クラムとは20年来の友人。製作はリン・オドネルとズウィゴフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはローレンス・ウィルキンソン、アルバート・バーガー、リリアン・ハルフォン。撮影はマリーズ・アルバルティ、編集はヴィクター・リヴィングストン、編集はスコット・ブレインデルがそれぞれ担当。音楽は時代背景とは全く無関係に、監督とクラムの趣味で20年代のジャズの古いレコードが使われている。なお提供で「ブルー・ベルベット」などの監督デイヴィッド・リンチがクレジットされているのは、本作の試写を見た彼が気に入って、宣伝効果などのために名前貸しを申し出たためで、実際の製作には携わっていない。95年サンダンス映画祭でドキュメンタリー賞を受賞、また全米各地で一般公開され、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。95年山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作品。第2回アート・ドキュメンタリー映画祭にて上映。(16ミリ)

上映期間 2022年4月2日~4月8日
上映時間 1時間59分/PG12
監督 テリー・ツワイゴフ
出演 ロバート・クラム/アリン・コミンスキー
制作国 アメリカ(1994年)
公式サイト https://crumb2022.com/