カトリーヌ・スパーク レトロスペクティブ

2021年7月31日~8月6日(日替わり上映)

<女性上位時代>
[1968/イタリア/1時間34分] R15+
監督:パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ

1960年代のイタリア映画界で人気を集めたフランス人女優カトリーヌ・スパークが主演を務めたエロティックコメディ。若くして夫に先立たれたミミは、夫が生前に所有していた秘密の部屋の存在を知る。そこで彼女は、女性たちと特殊なプレイを楽しむ夫のセックステープを発見。ショックを受けながらも興味を抱いた彼女は、専門書を買い込んで研究に励むと、次々と男性を誘惑していく。共演に「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャン。監督は「若者のすべて」「山猫」の脚本家として知られるパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ。1968年製作で、日本では69年に初公開。

<狂ったバカンス>
[1962/イタリア/1時間49分] PG12
監督:ルチアーノ・サルチェ

1960年代イタリア映画界で人気を集めたフランス人女優カトリーヌ・スパークが、小悪魔的魅力で中年男性を翻弄する美少女を演じた異色のバカンス映画。ミラノに住む自称プレイボーイの中年男性アントニオは、離れて暮らす息子のもとへ車で向かう途中、ガス欠に陥った若者たちのグループに遭遇する。アントニオは彼らの無軌道な行動に苛立ちを覚えながらも、その中にいた美しい少女フランチェスカに心を奪われ、彼らのバカンスに巻き込まれていく。エンニオ・モリコーネが音楽を担当。1962年製作で、日本では63年に初公開された。

<禁じられた抱擁>
[1963/イタリア・フランス/1時間45分] PG12
監督:ダミアーノ・ダミアーニ

アルベルト・モラビアのベストセラー小説「倦怠」を原作に、青年画家とモデルの不条理な愛の行方を描いた恋愛ドラマ。裕福な家に生まれ育ち、母親から金銭的援助を受けながらアパートでひとり暮らしを送る若い画家ディノ。ある日、近所に住む老画家のアトリエに出入りしているモデルのセシリアと出会ったディノは、その美しい肉体と大胆さに魅了され、彼女との情事に溺れていく。割り切った関係のはずだったが、彼女が他の男と歩く姿を見かけたディノは激しく動揺し……。1960年代イタリアで人気を集めたフランス人女優カトリーヌ・スパークが、無邪気に男を弄ぶ小悪魔セシリアを妖艶に演じた。ディノ役に「荒野の七人」のホルスト・ブッフホルツ、ディノを溺愛する母親役に「何がジェーンに起ったか?」のベティ・デイビス。1963年製作で、日本では64年に初公開。

<太陽の下の18才> 
[1962/イタリア/1時間40分]
監督:カミロ・マストロチンクェ

1960年代のイタリアで人気を博したフランス人女優カトリーヌ・スパークが主演を務め、ビーチで恋に奔走する若者たちのバカンス模様を色彩豊かに描いた青春コメディ。ニコラをはじめとした3人のイタリア人青年はバカンスを満喫するため、ナポリ湾に浮かぶイスキア島へやって来る。そこでニコラは、名前が一文字違いのフランス人女性ニコルと運命的な出会いを果たす。わがままで気が強いニコルだったが、ニコラはそんな彼女のまぶしい笑顔に惹かれていく。1962年製作で63年に日本初公開。エンニオ・モリコーネによるツイストナンバーは日本でも大ヒットを記録した。

上映期間 2021年7月31日~8月6日(日替わり上映)
公式サイト http://spaak2021.com/