私は白鳥
2021年11月20日~12月9日
雄⼤な⽴⼭連峰を背景に繰り広げられる⼩さな命の波瀾万丈。
‟たとえ⾶べなくなっても⽩⿃は懸命に⽣きている。その命を楽しんで欲しいんです。”
秋が深まると北陸・富⼭県にはシベリアから800⽻を超える⽩⿃たちが越冬のため⾶来し、やがて春が訪れると再び海を渡りシベリアへ帰っていく。2018年の春、翼が折れて⾶べなくなり、たった⼀⽻で富⼭に取り残された⽩⿃がいた。それを⾒つめる⼀⼈の男性、澤江弘⼀さん(当時57歳)。⽩⿃たちの美しさの虜になり、ビデオカメラでその姿を記録し続けてきた澤江さんは、傷ついて⼀⽻になった⽩⿃に毎⽇エサをやり、⾒守り続ける。「なんとか⽣きのびて、また冬に仲間の⽩⿃と再会してほしい」。
けれど⾃然界は弱⾁強⾷、⽢くはない。しかも富⼭の猛暑を乗り越えた野⽣の⽩⿃はこれまで確認されていなかっ
た。あの⼿、この⼿、奥の⼿・・・。
澤江さんと⽩⿃の命をかけた闘いが続く中、⽩⿃に全てを捧げる澤江さんが語る。「⼼の隙間がどういうわけか⽩⿃の形をしていたようで。」
「私は⼈間の形をしてますが、⾃分は⽩⿃だと思ってます。」「⽩⿃が⽩⿃の世話をしているだけなんです。」⼈間は⾃然にどこまで介⼊すべきなのかという葛藤の中、澤江さんは奮闘を続ける。傷ついた⽩⿃は仲間たちと再会できるのか。そして訪れる奇跡とは。
これは澤江さんと傷ついた⽩⿃の 4 年に渡る命の物語。
テレビ放送版と同じく、監督は富⼭で⽣まれ育ち地元チューリップテレビに勤める槇⾕茂博。映画化にあたっては共に2020年に公開され傑作と話題になった『三島由紀夫 VS 東⼤全共闘』の TBS テレビと、市議会の腐敗を描いた『はりぼて』のチューリップテレビがタッグを組んで製作。
傷つきながら過酷な⾃然界で命を燃やし続ける⽩⿃と、それに⾃らを投影し⾒守りつつ地⽅都市に懸命に暮らす⼀⼈の男性の⽣き様を通して、現代に⽣きる全ての⼈の⼼に⽣命の在り⽅を問いかける傑作が誕⽣しました。
ほとり座4階受付にて、前売券(1,200円)販売中!
上映期間 | 2021年11月20日~12月9日 |
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上映時間 | 1時間44分 |
監督 | 槇⾕茂博 |
出演 | 語り:天海祐希 主題歌:「スワンソング」⽯崎ひゅーい |
制作国 | 日本 |
公式サイト | https://www.watashi-hakucho.com/ |