『百年と希望』西原孝至監督 舞台挨拶〈詳細〉

2022年8月27日(土)

『百年と希望』西原孝至監督 舞台挨拶登壇が決定!

2022/8/27(土)
上映/10:00
舞台挨拶/11:55頃~
ゲスト/西原孝至 監督
会場/ほとり座 シネマホール

〈作品紹介〉

これから先の社会をつくる
ひとりひとりの“私”
2022年7月15日に創立百周年を迎える日本共産党。経済最優先の新自由主義をおし進める自由民主党が長く政権を担う日本において、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。
コロナ禍が続く2021年、本作は日本共産党の99年目の姿にカメラを向ける。夏の東京都議会議員選挙、秋の衆議院総選挙にのぞむ議員たちの活動をはじめ、入党から60年を超える古参の党員、共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」編集部、若い世代の支援者、そして党の周りの人々をカメラは追う。東京オリンピック・パラリンピックが反対世論もある中で開催され、その一方繰り返される事業者への休業要請、市民へ自粛を求める風潮に、社会の分断は一層進んでしまった。自己責任、自助努力という言葉が頻繁に飛び交うなか、あるべき政治の役割とは何なのか、いまほど問われているときはないであろう。

最古の政党が歩んできた百年の歴史と
それを受け継ぐ若き世代を映した1年間の記録
本作の監督を務めるのは『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』の西原孝至。2010年代から日本の社会運動を撮り続けてきた西原監督は、人々や風景の中にカメラを構え、声を聞き、時に語りかけ、静かに被写体を見つめていく。経済格差、ジェンダー平等、気候危機…この国の数多くの課題に対して、政治は何ができるのか。そして日本共産党の姿を通して、いまの日本社会が浮き彫りになっていく…。
世界的に、“ジェネレーション・レフト” (左派的な世代)と呼ばれる若い世代が生まれ始めているいま、新しい社会の可能性と、その希望について、本作は世に問いかける。

 


 

西原孝至(にしはら・たかし)

監督・撮影・編集
1983年、富山県生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科中退。映画美学校ドキュメンタリー高等科修了。TVドキュメンタリーの演出を経て、映画制作を開始。『Starting Over』は東京国際映画祭をはじめ、国内外10箇所以上の映画祭に正式招待され高い評価を得る。
近年はドキュメンタリー映画を続けて制作。16年に『わたしの自由について』(カナダ・Hot Docs国際ドキュメンタリー映画祭、毎日映画コンクール ドキュメンタリー部門ノミネート)、17年に障害者の日常を追った『もうろうをいきる』を発表。19年『シスターフッド』は釜山国際映画祭、タリンブラックナイツ映画祭で上映。TVドキュメンタリーのディレクターとしても多くの番組を手がけている。

フィルモグラフィー
2014年『Starting Over』(監督・脚本・編集・プロデューサー) 2016年『わたしの自由について ~SEALDs 2015~』(監督・撮影・編集・プロデューサー) 2017年『もうろうをいきる』(監督・編集) 2019年『シスターフッド』(監督・脚本・編集・プロデューサー)