『目の見えない白鳥さん、アートを見に行く』 舞台挨拶〈詳細〉

2023年6月18日(日)

『目の見えない白鳥さん、アートを見に行く』 舞台挨拶が決定!

2023/6/18(日)
上映/12:20~
舞台挨拶/14:20頃〜
ゲスト/ 白鳥建二さん・三好大輔監督・川内有緒監督
会場/ほとり座シネマホール
料金/通常料金(ポイント鑑賞・ご招待券のご利用はできません)
予約/お電話(076-422-0821)・HP〈スケジュール予約〉より受付中

〈作品紹介〉
恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥さんは、「全盲でもアートを見ることはできるのかも」と、あちこちの美術館を訪れるように。いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出しました。水戸から東京、新潟、そして福島へ。アート作品をめぐりながら旅する白鳥さんと友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々が紡ぎ出す豊かで自由な会話。その旅路や見えない日常を追ったドキュメンタリー。



白鳥建二(全盲の美術鑑賞者)

20年以上前から美術館に通いはじめ、年に数十回は美術館に通う自他ともに認める「美術館好き」。水戸芸術館の「session!」をはじめに、さまざまな美術館で美術鑑賞ワークショップなどのナビゲーターを務める。2005年くらいからデジタルカメラで写真を撮り始める。一人で歩くときに撮影するのが習慣のようになっている。酔っぱらって調子に乗ると、やたらと撮りまくる傾向にあり、撮影した枚数は40万枚。シャッターボタンを押した時点で、ほとんど完結していて、その後のことについてはあまり興味がない。


三好大輔(共同監督)

映画監督/プロデューサー。1972年岐阜生まれ。1995年 日本大学芸術学部卒業後、音楽映像専門の株式会社セップに入社。MVやライブ映像の制作に携わる。スペースシャワーTVのブランディングを行い、2000年PROMAX&BDA AWARDS受賞。2003年 広告制作会社を経て2005年独立。CM、ドキュメンタリー、音楽ニュース番組など幅広く活動。癌を患った友人のライター奥山貴宏を追った記録がNHKのETV特集「オレを覚えていてほしい」で放送され評判となる。2008年 東京藝術大学美術学部デザイン科映像工房講師として映像の指導をはじめる。後に同大学美術研究科大学院専門研究員となる。2009年 市井の人々が記録してきた8mmホームムービーを収集して新たな映画に仕立てる「地域映画」づくりを墨田ではじめ、全国にその活動を広げている。2011年 東日本大震災を機に信州安曇野に移住。2015年 株式会社アルプスピクチャーズ設立。2020年 松本市内の築150年の古民家に拠点を移す。全盲の美術鑑賞者 白鳥建二を追ったドキュメンタリー映画「白い鳥」共同監督。映画制作を中心にしながら、全国の大学、高校、中学、小学校で映像の指導を行っている。


川内有緒(共同監督)
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。
映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(以上幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー映画『白い鳥』の共同監督。 現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営する。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。高尾山にも登ったことがないわりに「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。最新刊『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)で2022年のYahoo!本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。
Twitter: @ArioKawauchi