『国葬の日』大島新監督 舞台挨拶 <詳細>

2023年10月7日(土)

大島新 監督

『国葬の日』監督 舞台挨拶が決定!

2023/10/7(土)
上映/15:10~
舞台挨拶/16:50頃〜
ゲスト/ 大島新 監督
会場/ほとり座 シネマホール
料金/通常料金(ポイント鑑賞・ご招待券のご利用はできません)
予約/お電話(076-422-0821)・HP〈スケジュール・予約〉の〈シネマ予約フォーム〉より受付中

〈イントロダクション〉

2022 年 9 月 27 日――安倍晋三元首相の国葬が東京・日本武道館で執り行われた。 その賛否を問う世論調査の結果は、各社ともおおよそ賛成4割、反対6割。 なぜ人々の意見はかくも激しく対立したのか? あの国葬は、果たして何だったのか?

国論を二分した国葬の当日、『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新監督が、全国 10 都市――東京、山口、京都、福島、沖縄、北海道、奈良、広島、静岡、 長崎でキャメラをまわし、人々の姿を記録した。

〈メッセージ〉

こんにちは、大島新です。2022 年 9 月、安倍晋三元首相の国葬が近づくにつれ、自民党の議員と旧統一教会の関係が次々と明るみになり、世論調査では国葬反対の声が増していきました。またか。私はこの空気に懐疑的でした。「みんなが反対と言っているから反対」 しているように思えたからです。日本人の多くは、少数派の側にいたくない。この数年、 私がつくづく感じていることです。だって、そのわずか 2 か月前、安倍さんが亡くなった 2 日後に行われた参議院選挙で自民党を大勝させたのも、日本の有権者でしたから。そこで、9 月 27 日に全国 10 都市で撮影をする映画を作ると決めました。国葬や安倍晋三さんという人のことを、本当のところどう思っているのか、人々のリアルな思いを知りたかったのです。話を聞かせてくださった方は数十人ですが、そこには実に様々なバリエーションがありました。日本人とは、何なのか。私自身が、この映画を作る過程で多くの発見をし、かつ、完成版を観てたいへん困惑しています。

大島新

〈監督プロフィール〉

1969 年神奈川県生まれ。ドキュメンタリー監督、プロデューサー、95 年早稲田大学第一文学部卒業後、フジテレビに入社。「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」などドキュメンタリー番組のディレクターを務める。99 年にフジテレビを退社し、フリーランスとして活動。「情熱大陸」「課外授業 ようこそ先輩」などを演出。09 年に映像製作会社ネ ツゲンを設立。監督作品に『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』(07/第 17 回日本映画批評家大賞ドキュメンタ リー作品賞受賞)、『園子温という生きもの』(16)。衆議院議員・小川淳也の 17 年を追った監督 3 作目の『なぜ君は総理大臣になれないのか』(20)で第 94 回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第 1 位などを受賞。21 年 12 月、小川や自民党・平井卓也らが出馬した第 49 回衆議院選を与野党両陣営の視点から描いた『香川1区』を発表。主なプロデュース作品に『カレーライスを一から作る』 (16/前田亜紀監督)、『ぼけますから、よろしくお願いします。』(18/信友直子監督)、『私のはなし 部落のはなし』(22/満若勇咲監督)、『劇場版 センキョナンデス』(23/ダースレイダー、プチ鹿島監督)など。