『パラダイス・ロスト』福間健二監督 舞台挨拶〈詳細〉

2020年12月26日(土)

『パラダイス・ロスト』
福間健二監督舞台挨拶が決定!

2020/12/26(土)
上映:12:20~ 舞台挨拶:上映後(14:10頃)
会場/ほとり座 シネマホール

ご予約は、HPまたはお電話にて

 

〈作品紹介〉

詩人と映画監督という2つの分野で活動する福間健二の長編監督第6作。東京郊外の人気のない場所で、山口慎也という男がひとり、心臓発作を起こして死んだ。彼はネットの古本屋を仕事にしており、原民喜の小説と木下夕爾の詩が好きだった。妻の亜矢子は夫の死後、夢の中で慎也に会い、彼の残したノートの言葉を読み、ときには夫がまだそばにいると感じるが……。夫を失った亜矢子がどう生きるか、また、亜矢子の友人ら取り巻く人々が、どのように希望を取り戻していくのかを描いていく。主人公の亜矢子役を「岬の兄妹」「菊とギロチン」の和田光沙が演じるほか、福間監督作「あるいは佐々木ユキ」で主人公・佐々木ユキを演じた小原早織が7年後の同役で出演。

 

福間健二 (ふくま・けんじ)

1949年新潟県生まれ。詩人、映画監督。批評と翻訳もおこなってきた。高校時代から8ミリ作品を撮り、1969年、若松孝二監督『現代性犯罪暗黒篇 ある通り魔の告白』に脚本・主演、さらに16ミリ作品『青春伝説序論』を監督。同時に詩を書きはじめる。95年、長篇第一作『急にたどりついてしまう』を発表。そのあと、映画制作からしばらく遠ざかるが、2008年以降、『岡山の娘』(08)、『わたしたちの夏』(11)、『あるいは佐々木ユキ』(13)、『秋の理由』(17)を発表し、若い世代の映画作家・批評家・ファンから熱い支持を受ける。2011年、詩集『青い家』で萩原朔太郎賞と藤村記念歴程賞をW受賞。その他の詩集に現代詩文庫版『福間健二詩集』(99)、『侵入し、通過してゆく』(05)、『あと少しだけ』(15)、『会いたい人』(16)、『休息のとり方』(20) など。その他の著書・編著に『石井輝男映画魂』(92)、『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』(96)、『佐藤泰志 そこに彼はいた』(14)など。翻訳にマイケル・オンダーチェ『ライオンの皮をまとって』(05)など。