『空に聞く』リモート舞台挨拶<詳細>

2021年3月1日(月)

『空に聞く』
小森はるか監督リモート舞台挨拶決定!

2021/3/1(月)
上映:19:00~ 舞台挨拶:上映後(20:25頃)
会場/ほとり座 シネマホール

 

〈作品紹介〉

東日本大震災の後、約3年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さんを追ったドキュメンタリー。東日本大震災後に各地に設けられた災害FM局のひとつで、2011年12月10日に開局した陸前高田災害FMは、市内高台にあるプレハブのスタジオから24時間放送を続けている。同市で生まれ育ち、夫婦で営んでいた和食料理屋の店舗と実家を津波で流失した阿部裕美さんが開局当初からパーソナリティを務め、丁寧な取材と言葉選び多くの人気番組を生み出し、地元はもとより全国から注目を集めていく。地域の人々の記憶や思いに寄り添い、ラジオを通じていくつもの声を届ける阿部さんの姿を親密な距離のカメラが静かに記録し、同時に津波で流された町の再建が進み、かさ上げされた台地に新たな町が造成されていく様子も映し出していく。監督は、震災後のボランティアをきっかけに東北に移住し、同じ陸前高田市を舞台に撮り上げたドキュメンタリー「息の跡」などを手がけている小森はるか。

 

小森 はるか(こもり はるか)

1989年静岡県生まれ。映像作家。映画美学校12期フィクション初等科修了。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業、同大学院修士課程修了。2011年に、ボランティアとして東北沿岸地域を訪れたことをきっかけに、画家で作家の瀬尾夏美と共にアートユニット「小森はるか+瀬尾夏美」での活動を開始。翌2012年、岩手県陸前高田市に拠点を移し、人々の語り、暮らし、風景の記録をテーマに制作を続ける。2015年、仙台に拠点を移し、東北で活動する仲間とともに記録を受け渡すための表現をつくる組織「一般社団法人NOOK」を設立。2015年、長編映画第一作となる『息の跡』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2015で上映され、2017年に劇場公開される。