【緊急決定】『シュシュシュの娘』入江悠監督リモート舞台挨拶〈詳細〉
2021年8月28日(土)
『シュシュシュの娘』入江悠監督
リモート舞台挨拶が緊急決定!
2021/8/28(土)
上映:17:40~ リモート舞台挨拶:上映後(19:15頃)
会場/ほとり座 シネマホール
ご予約は、HPまたはお電話にて
〈作品紹介〉
「まだ、ひとつだけ、できることがある」
2020年、コロナ禍で全国のミニシアターが苦境に立たされた。
映画の撮影現場もストップし、多くのスタッフや俳優が路頭に迷った。
そんななか、ひとりの映画監督が立ちあがった。
「だったら、自主映画をやればいい。完成させて全国のミニシアターを回ろう」
今もっともアツい映画監督、入江悠。
『22年目の告白~私が殺人犯です~』『AI崩壊』など最近はメジャー映画で知られる。
立ちあげたのが、『SRサイタマノラッパー』シリーズ以来10年ぶりとなる自主映画、『シュシュシュの娘』。
入江は3つの夢を掲げた。
・仕事を失ったスタッフ、俳優と、商業映画では製作しえない映画を作ること。
・未来を担う若い学生達と、あらたな日本映画の作り方を模索すること。
・苦境にある全国各地のミニシアターで公開すること。
本作は監督みずから出資し、その夢に賛同したクラウドファンディングの支援金のみで製作。
スタッフ・キャストも、監督自身がSNSで募集した。
2500名を超える応募のなかから、3次選考までを経て、福田沙紀、吉岡睦雄、根矢涼香ら出演キャストが選ばれた。
スタッフには、NYで活動していたがコロナ禍で帰国できなくなった石垣求(撮影)や仕事を失った者たち、大学が休校になり行き場を失った大学生らがつどった。
「今年作られる映画・ドラマの中でもっとも食事が充実した撮影にしよう。食事と休息をしっかりとって、コロナに負けない現場へ」
入江のかけ声のもと、『シュシュシュの娘』は「CMの撮影よりも食事が豪華」(撮影助手)という近年では珍しい自主映画の現場になった。
未曾有のウイルスと自粛の風潮のなか、まったく新しい映画がいま誕生。
世の中は息苦しく、もやもやした空気が立ちこめている。
本作の主人公・鴉丸未宇(からすま・みう)もそんな街に生きている。
移民排斥、改ざん、不寛容。
日本のメジャー映画はこれらの問題から目を背けて久しい。
でも、まだやれることがある――
2020年の夏に集結した映画人と学生たちの思いをのせて、いま『シュシュシュの娘』が世に放たれる。
華麗に軽やかに、蝶のように舞い、蜂のように刺すよ。
さあ、全国のミニシアターへ。
製作・脚本・監督・編集 :入江 悠
1979年、神奈川県生まれ、埼玉県育ち。
03年、日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
09年、自主制作による「SR サイタマノラッパー」が大きな話題を呼び、ゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第50回映画監督協会新人賞など多数受賞。その後、同シリーズ「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(10)「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(12)を制作。「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(11)で高崎映画祭新進監督賞。その他に「日々ロック」(14)、「ジョーカー・ゲーム」(15)、「太陽」(16)、「22年目の告白」(17)、「ビジランテ」(17)、「ギャングース」(18)、「AI崩壊」(20)、「聖地X」(21)など。ドラマ演出はWOWOW時代劇「ふたがしら」(15)、「クローバー」(11)、「みんな!エスパーだよ!」(13)、「ネメシス」(21)等。