『牛久』トーマス・アッシュ監督 舞台挨拶〈詳細〉
2022年5月22日(日)
『牛久』トーマス・アッシュ監督
舞台挨拶登壇が決定!
2022/5/22(日)
上映/11:50
舞台挨拶/13:20頃~
ゲスト/トーマス・アッシュ 監督
会場/ほとり座 シネマホール
〈作品紹介〉
茨城県牛久市にある東日本入国管理センターに収容された人々の証言を通し、日本の入管収容所の実態を捉えたドキュメンタリー。在留資格がない人や更新が認められず国外退去を命じられた外国人を「不法滞在者」として強制的に収容するため、全国に17カ所設けられている入国管理施設。そのひとつである東日本入国管理センターには、紛争などにより出身国に帰ることができず難民申請をしている人も多いが、彼らの声が施設の外に届けられる機会はほとんどない。日本でドキュメンタリー作品を撮り続けてきたアメリカ出身のトーマス・アッシュ監督が、施設の厳しい規制をくぐり抜け、当事者たちの了解を得て、面会室で驚きの実情を訴える9人の証言を隠し撮りの手法を用いて記録。長期の強制収容や非人間的な扱いで精神や肉体を蝕まれ、日本という国への信頼や希望を失っていく人々の姿を映し出す。
監督:トーマス・アッシュ
1975年生まれ。アメリカ出身。
最初の長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(06年)が、スイスドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。2000年より日本を拠点として、原発事故後の福島でも、子どもたちの甲状腺検査や生活にスポットライトを当てた『A2-B-C』はじめ、『グレーゾーンの中』(12年)などの作品を製作。今回の『牛久』では、ドイツ2021ニッポン・コネクションにて、「ニッポン・ドックス賞(観客賞)」、韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭アジア部門「アジアの視点(最優秀賞)」、オランダカメラジャパン「観客賞」を受賞。
作品歴:
おみおくり〜Sending Off〜 77分/日本/2019
売買ボーイズ(Boys for Sale) 76分/日本(監督:イタコ)/2017
-1287 70分/日本/2014
A2-B-C 71分/日本2013
グレー・ゾーンの中(In the Grey Zone) 89分/日本/2012
Jake, not finished yet 81分/日本・イギリス/2010
the ballad of vicki and jake 84分/イギリス/2006