奥会津の木地師(アンコール上映)
2022年6月14日
【第1回映像でめぐる自然と人びと、暮らしの記録】
失われてしまった自然と深く共生するくらしには、美しい技術や儀礼がありました。便利な時代に生きる私たちですら、羨ましく感じるほどです。そんな日本と世界の人々の生活文化を記録した、貴重な映像作品の定期上映会を開催します。
〈日時〉
6/14(火)16:30〜(ライブホール)
〈特別料金〉
一般 1,000円
20歳以下 500円
日本列島には、近年まで移動性の生活をする人々が活躍していた。山から山へ移動して椀などの木地物を作る木地師も、そのなかにあった。これは、昭和初期まで福島県南部の山間地で盛んに移動性の活動をしていた木地師の家族、小椋藤八さん、星平四郎さん、星千代世さん、湯田文子さんによる、当時の生活と技術の再現記録である。藤八さんたちは移動性の生活をやめ、手引きロクロの作業もしなくなってすでに50年余りたっていた。しかし藤八さんたちの身体には、千年を越す技術の伝統が見事に息づいていたのであった。
上映期間 | 2022年6月14日 |
---|---|
上映時間 | 55分 |
制作国 | 日本(1976年) |