『サウダーヂ 』空族 富田克也さん・相澤虎之助さん舞台挨拶〈詳細〉
2022年6月12日(日)
『サウダーヂ 公開10周年デジタルリマスター版』
映像制作集団「空族」 富田克也さん・相澤虎之助さん舞台挨拶が決定!
2022/6/12(日)
上映/12:10
舞台挨拶/15:00頃~
ゲスト/空族 富田克也さん・相澤虎之助さん
会場/ほとり座 シネマホール
〈作品紹介〉
8ミリ映画「雲の上」や映画美学校のスカラシップで製作した「国道20号線」などで注目を集めていた富田克也監督が2011年に手がけた作品で、第33回ナント三大陸映画祭グランプリや第66回毎日映画コンクール日本映画優秀賞&監督賞など国内外で映画賞を受賞し、富田監督らによる映像制作集団「空族」の名を一躍世に知らしめた出世作。不況と空洞化の進む日本の地方都市を舞台に、日系ブラジル人やタイ人の労働者たちが、過酷な条件の下で働きながら懸命に生き抜く姿を描き、移民問題の実態をあぶりだした。ヒップホップグループ「アーミービレッジ」のクルーの猛は、派遣で建設現場の作業員として働き始め、そこで現場一筋に生きてきた精司や、同じく派遣のタイ帰りの保坂と出会う。彼らにタイパブに連れていかれた猛は、盛り上がる精司や保坂に違和感を覚える。やがて外国人を敵視するようになった猛は、ある行動に出る。2011年の製作・公開当時は映画館のデジタル化が進む中で35ミリフィルムで上映され、10周年を迎えた2021年10月にはデジタルリマスター版で上映される。
富田克也(映画監督)
1972年山梨県生まれ。2003年に発表した処女作、『雲の上』が「映画美学校映画祭2004」にてスカラシップを獲得。これをもとに制作した『国道20号線』を2007年に発表。『サウダーヂ』ではナント三大陸映画祭グランプリ、ロカルノ国際映画祭独立批評家連盟特別賞を受賞。
相澤虎之助(映画監督・脚本家)
1974年埼玉県生まれ。『国道20号線』『サウダーヂ』『チェンライの娘』『バンコクナイツ』『典座』など富田監督作品の共同脚本を務めている。監督作に『バビロン2 THE OZAWA』など。瀬々敬久監督と共同脚本を務めた『菊とギロチン』で、キネマ旬報ベスト・テン日本映画脚本賞を受賞。